自律神経の不調・身体の疲れについてのお話

皆様は身体に
疲労が蓄積し辛いと
感じた際は何をされますか?

ひたすら「布団で寝る~!」
という方もいれば、
自宅での居間で「ただただゆっくり過ごす」
という方もいると思います。

また以前
当院の患者様の中には、
あえて積極的な運動を
行う方もいれば、
ショッピングや映画鑑賞に
出かける方もいらっしゃいました。

では「疲労」とは
一体どのような事をいうの?
現在広義の疲労については、
日本疲労学会により
次のように定義されています。

《疲労とは、
過度の肉体的および精神的活動、
または疾病によって生じた、
心身の活動能力や能率の減退状態
であり、多くは疲労感を伴う。
疲労感は、独特の不快感、
休養願望、活動意欲の減退を指す。

疲労は、「疲労」と「疲労感」
とに区別して用いられることがある。

•「疲労」:身への
過負荷により生じた
活動能力や能率の低下
•「疲労感」:疲労が
存在することを
自覚する感覚

多くの場合、不快感と
活動意欲の低下が認められる。
様々な疾病の際にみられる
全身倦怠感、だるさ、
脱力感は、「疲労感」と
ほぼ同義に用いられている。》

『日本疲労学会』抗疲労臨床評価ガイドライン

↑ちょっと難しいですね。
一般的に皆さんが想像する
「疲労」とは、
「身体にかかるストレスや疲れ」が
多いので「肉体的ストレス」が
疲労と考えがちになりますが、
実は上記にも記載されている通り
「疲労:心身の過負荷により
生じた活動能力や
能率の低下」
だそうです。
心の疲れ=精神的な疲労の蓄積」も
重要な原因のひとつです。

現在かさい整骨院では
そのような肉体的ストレスと
精神的ストレスの患者様には、
当院が独自に行っている
自律神経系を安定させる
ナノマッサージ」を
お勧めしております。

ほとんどの方が
「ナノマッサージ?」
それってなに???
と思うと思います。

今回のコラムでは、
かさい整骨院が行っている
ナノマッサージについて
書かせていただきます。

まずは最初に
自律神経について解説します。
尚、自律神経については
あまりにも有名なので、
すでに自律神経をご存知の方は
【第1章 自律神経】を飛ばし
【第2章 ナノマッサージとは?】
よりお読みください。

【第1章 自律神経とは?】
全ての自律神経は脳によって
コントロールされ、
内臓や血管などの働きを
コントロールし体内の環境を
整える神経です。
この自律神経
自分の意志に関係なく働く所
特徴を持っています
(=不随意神経=勝手に働いている)。

更にくだいて
説明してみましょう!

例えば、今このコラムを
読んでいる「あなた」。
今、この瞬間あなたの
「心臓を止めてみて下さい‼」
と言われたら止めることは
出来ますか?(笑)

今、あなたがサウナに
入っていたとしましょう。
サウナに入っても
「汗を出さないようにしてみて下さい」
と言われても、
「汗を止めることは出来ない」できませんね?

これらの反応は全て
自律神経系(不随意神経)によって
支配されているからなのです。
その不随神経に対して
体性神経系と言って、
自分の意志で働かせる事の出来る神経
(=随意神経=動かす気持ちで働かせられる)
という全く反対の神経も存在します。

これも簡単に
説明してみましょう!
例えば、今このコラムを
読んでいる「あなた」。
今、この瞬間あなたと私で
3秒後にインターネットでの
じゃんけんをしましょう!

じゃんけんポン!
→ 私は「グー」を出しました。
あなたは何を出しましたか?

自分の意志でじゃんけんの
「どれかを出しましたね?」
そうです正にこの運動、
この行為が体性神経系による働きです。

全ての自分の意志や
気持ちで行動は体性神経系
の支配なのです。

では本題に戻りますが、
こちらもかなり砕いて
解りやすく説明します。
自律神経は
①交感神経系
②副交感神経系の二つから
構成されています。

これらの神経のバランスは
常にシーソーの関係性を持っています。
交感神経が優位になれば
副交感神経は劣位になり、
そのまた逆もある事は有名ですね。

交感神経:一般に
戦いの神経と言われています。
簡単に言えば緊張状態にある時は
「交感神経が優位に働いている時」
とお考え下さい。

一つ例題をだして解説しますね。
ある一般主婦のAさんは、
今から息子さんの学校で
PTAの方々を前に演説を
行わなければならなりません。

この瞬間Aさんはとても
①心臓がドキドキしていて
呼吸も荒くなっています
②緊張のためか
朝から何も喉を通りません
③目だけは見開き原稿用紙に向いています
④手には汗を掻いています
⑤緊張のあまり口の中が乾いています

これら全ては、
「交感神経が優位」になって起こる
身体の反応です。

さてそのAさん。
ずーっと不安で不安で
仕方なかった昨日の講演は
無事終了し、今日の午後は
自宅のコタツでテレビドラマを
観ています。

①今日はとても
のんびりしています
②さっきお昼ご飯を
食べ終えたばかりなのに、
もうお腹が減ってしまい
ミカンを食べました
③ミカンを食べたせいか
テレビを観ていても、
頭が少しボーっとしてきました
④すると今度はうとうとし始めてきました
⑤でもその前に
おトイレにも行っておかないと・・・

こちらの全ての反応は
「副交感神経が優位」
になって起こる身体の反応です。

上記の①~⑤まで
多少内容の違いは
ありますが、
この例は相反した作用となっています。

これを「拮抗作用」
と言った表現をします。

では人は
「いつも副交感神経が
優位になっている状態が
良いのか?」
となると一概にそうだとも
言えません。

その内容については、
改めてコラムにて解説させて
いただきますがこの様に
自律神経とは、無意識の中で
起こる人体を調整する作用
だとお考え下さい。
従って全ての内臓や血管は
この神経に支配されています。

【第2章 ナノマッサージとは?】
かさい整骨院では、
この自律神経系の安定を
焦点とした「ナノマッサージ」
と名付けた、当院独自の治療を
行っています。

この治療法は、
交感神経系の中枢でもある
頭部と脊柱を焦点にした施術で
ごくごく軽い刺激を
それらの部位に与えます。

特に頭部には連続した
軽い振戦を与える事で、
脳内に働く
「神経伝達物質のセロトニン分泌」を
狙います。

これは自律神経系でも、
副交感神経系の
優位を狙った治療方法で
代表的なものだけでも、
下記の症状の
大幅な改善を目的にしています。

この施術では、
リラックス感覚により
施術最中から終了後にかけては
そのまま睡眠されてしまう
方々も多くいらっしゃいます。

①不定愁訴・全身倦怠感
②不眠症
③便秘
④生理不順
⑤ホットフラッシュ
⑥高血圧
⑦その他自律神経系支配による
身体の不調...
また施術終了後には、
直後に身体中の緊張感が
取れた感じを実感されると思います。

セロトニンとは?
:セロトニンの役割は、
交感神経と副交感神経を
安定調整させる仲人さん的な
働きを担います。

セロトニンを増やす事は
身体ばかりではなく心情・感情。
精神の安定に役立ち、
最近のマスコミなどでは
「幸福な物質」や「幸せホルモン」
などと言われることもある、
最近注目の脳内物質です。

食事では、セロトニンの合成物質
①トリプトファン(必須アミノ酸)
⇒大豆・卵・肉・魚
②ビタミンB6
⇒レバー・肉・主に青魚・バナナ
③炭水化物
⇒穀類(コメ・イモ類)
など、バランスよく食べることが
一番ですが、既にマッサージでは
更に効率よくセロトニンを
分泌され、効果的なことが
学会発表されています。

マイアミ大学薬学部では、
マッサージ療法により
500人の被験者のコルチゾールの値を
53%減らし、反対に
セロトニン値が大幅に増大した
と発表しました。

詳しくは、初回体験の際に
約30分程度の
カウンセリングを行います。
その際に利用者様の
お悩みや施術内容・目的を
お伝えさせていただきますので、
安心して
相模原市かさい整骨院に
ご来院いただきたいと思います。

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