皆様は[ロコモティブシンドローム]を
ご存知でしょうか?
ロコモティブシンドローム
(略称“ロコモ”)とは
骨・関節・筋肉といった運動器の
機能が衰えることで
立ったり歩いたりする
日常動作が困難になり
介護が必要になったり
寝たきりになった状態
または将来的にそのリスクが
高い状態のことを指します。
このロコモの予防は、
現在予防医学の中では
とても重要と考えられていて
日本整形外科学会の
トップページでも
紹介されています。
ここでは簡単に、あなたの
ロコモシンドローム危険度チェックを
行ってみましょう。
- 階段はてすりを使わないと上れない。
- 青信号の横断歩道を渡りきる事に
不安がある。 - 最近家の中でつまずく事が多くなった。
- 5キロの米袋が持てなくなった・持つのが辛くなった。
- 片足立ちをすると、すぐにふらついてしまう。
- 最近は身体が重く感じるようになり
ちょっとした動作も面倒だ。 - 背中が丸くなってきた。
背中・腰の痛みが強くなっている。 - ひざの痛みを感じるようになっている。
皆様は上記のチェック項目の内
いくつあてはまりましたか?
【0~2個当てはまる方】
今はまだ安心です。
ロコモの予防は、わずかでも
日常生活の中に取り入れる運動です。
今後もこの状態をキープできるよう
日常生活でも歩く・動くなどの運動を
意識的に継続してください。
【3~5個当てはまる方】
ロコモティブシンドロームが
疑われます。
ロコモの予防は、少しでも早い段階で運動を開始する事が理想です。
しかし「今からやっても遅すぎる」と
考える事はありません。
普段運動が習慣になっていない方は
「買い物は歩いて行く」
「ラジオ体操をする」
「軽くスクワットをする」など、
まずは簡単な運動から始めてみる事を
お勧めします。
【6個以上当てはまる方】
ロコモティブシンドロームが
考えられます。
ロコモは主に下肢の筋力低下から
始まってきます。
下肢の筋力が低下する事は
生活に支障がでると共に
骨折の危険性が非常に高くなります。
直ぐに下肢の運動を始める事をお勧めします。
出来れば専門家に運動プログラム制作をしてもらい
専門家の下で指導を受ける事が理想ですが
簡単な内容でしたら当院でも
アドバイスをさせて頂きますので
お問合せ下さい。
当院のロコも予防の取り組み方は
下肢の筋肉を増強させながら
特に膝の動きや痛みに
不安のある患者様には
治療と並行しロコトレーナーで
トレーニングを行います。
トレーニングメニューは、
各々の患者様の筋力に合わせた
プログラムを用意してありますので
無理のない範囲での指導内容となっています。
下肢の筋力は非常に重要です。